私たちの身体から排泄物として出てくる「うんち」
このうんちって何からできているのか考えたことはありますか?
「え?食べたものが消化されてうんちで出てくるんでしょ?」
「食べかすみたいなものでしょ?」
そんなふうに思っている方もいるかと思います。
今回は「うんちってなに?」そんなお話をしたいと思います。
うんちは8割が水分です
うんちは80%が水分です。
うんちはほぼ水分でできているんです。
健康なうんちはするんと痛くならずに出てきます。
それは80%が水分だからです。
では、私たちの食べたものはうんちになって出てきてるのでしょうか?
食べ物のカスは、約7%がうんちとして出てきます。
約7%だけなの??と思ってしまいますよね。
その7%は主に消化できなかった食物繊維や、消化液の残りです。
その他には腸内で働いている腸内細菌の死骸や生き残りが約7%。
新陳代謝によって剥がれ落ちた腸粘膜が約7%。
この消化物・腸内細菌・腸粘膜以外、うんちは全部は水分なんです。
なので水分不足は便秘の原因にもなるんです。
うんちはなぜ茶色?
うんちの色は、肝臓から出る「胆汁」に含まれる「ビリルビン」という黄色い色素が、腸内で細菌によって分解されて黄褐色~茶色になります。
腸内細菌は人によっても違いますし、その日によってバランスが異なるため、うんちの色もその日によって違います。
健康的なうんちの色は黄褐色~茶色なので、普段から自分のうんちの色を確認してみてください。
いつもより黄色っぽいな。
いつもより黒っぽいな。
など自分の健康状態を見るために、うんちを観察することはとても大切なことです。
うんちのにおい
うんちはなぜ臭うんでしょう。
この臭いの正体は、腸内細菌が食べ物を分解するときに出すガスが原因なんです。
この臭いのもととなる3つのガスがあります。
①スカトロール/インドール
お肉や魚、卵などに含まれる「たんぱく質」を分解するときに発生するガス。
(うんち特有の強烈な臭いの主な原因です。)
②硫化水素
温泉の硫黄のような腐った卵のような臭いガス。
③アンモニア
ツーンと鼻を突くような尿のような臭いのガス。
この3つの臭いの成分が混ざり合って、その日のうんちの臭いを作り出します。
うんちの臭いも毎日違います。
腸内の悪玉菌が優位に働いている時には臭いが強くなり、善玉菌が優位に働いている時には臭いが控えめになります。
うんちの臭いも身体の健康状態のサインのひとつです。
臭いから嗅ぎたくないかもしれませんが、その日の身体の状態を臭いで確認してみてください。
健康的なうんちを出すために
最後に水分80%の健康的なうんちを出すために、ぜひ生活に取り入れてほしいことを書きたいと思います。
①水溶性・不溶性食物繊維をバランス良く摂る
野菜や穀物を食べていれば自然と不溶性食物繊維は摂れていることが多いので、水溶性食物繊維を意識して食事を摂っていただくと良いと思います。
水溶性食物繊維:海藻類・ネバネバ食材・果物など
②朝コップ一杯の白湯を飲む
空腹の胃に温水が入ることで大腸が動き出します。
睡眠中に失われた水分を補給することで便を柔らかくします。
温かさで副交感神経が優位になります。
③便意を我慢しない
「したい!」と思ったときにトイレに行くことはとても大事です。
便意を我慢してしまうと、うんちが溜まっていても便意を感じなくなってしまったり、我慢して腸内に残されたうんちは腸内にいる時間が長くなるほど水分が吸い取られ、固い便になってしまいます。
便意のチャンスは数分しかありませんので、「したい!」と思ったときは我慢せずにトイレに行きましょう。
④身体を動かそう
運動をすると、お腹周りの筋肉が刺激され、腸を動かし押し出す運動が活発になります。
1日20分程度の散歩や軽いスクワット、お腹をねじるストレッチだけでも効果がありますので、是非生活に取り入れてみてください。
うんちは「からだからの大切なお手紙」です。
流す前に毎日健康チェックとして観察をしてみてください。